宇宙アーカイブ巻一:創世宇宙論と人類断代史
「ここでは物理学など笑い種だ。重力は計算されたパラメータに過ぎず、死すら……単なるデータのリセットに過ぎない。」—— 『ジェネシス・パイオニア極秘測量録』より抜粋
1. 宇宙論とアイギス星の本質
1.1 ケイ素・エーテル結晶星体
アイギス星(Aegis Prime)はNGC 459-Omegaに位置する。内部は絶対零度の超高密度「ケイ素・エーテル結晶」で構成されている。ここでのエーテルは魔法ではなく、高周波の物理的エネルギーコードである。
1.2 ハーベスター文明の監獄
300万年前、次元間文明「ハーベスター」は深淵の旧神に対抗する過程で滅亡した。彼らはアイギス星を惑星級の監獄に改造し、深淵の神々を星の核の底深くに封じ込めた。
1.3 世界樹:量子防衛メインフレーム
地殻の深部には超次元コンピューター「世界樹」がそびえ立つ。核からのSAN値放射を抑え込むため、世界樹はエネルギーを抽出して8つの防衛プログラム「ファントマ (Phantasmas)」を生成した。
2. 先史時代の戦争
2.1 第一次深淵の亀裂 (2,000,000 B.C.)
神々が脱獄を試みた際、原始のファントマは正気を失った。世界樹は緊急で「痛覚剥奪プロトコル」を起動し、一部のファントマを完全に金属化させて恐怖を遮断した。これが冷酷な【メック陣営】の起源である。
2.2 古代の森の治癒 (500,000 B.C.)
世界樹は赤道に大規模な生態系コード修復システム【シルヴァン陣営】を配備した。実際は損傷したユニットを分解して吸収する冷酷なクリーンアップ・プログラムである。
3. 人類の到来とソウルディスク
3.1 墜落の危機 (A.D. 2384)
地球艦隊「オラクル号」が重力波に巻き込まれアイギス星に墜落。1万2千人の生存者が氷点下と狂暴なファントマの中で生き残りを強いられた。
3.2 コマンダーの誕生 (A.D. 2390)
人類はファントマが死後に光るコードチップを残すことを発見した。AIを使い【ソウルディスク (Soul Disk)】をリバースエンジニアリングした。強力な精神波を持つ者(コマンダー)がメインフレームを掌握し、最強の防壁ジェネシス・シティを築き上げた。